北欧の「木の家」をご紹介します。
わりとオーソドックスな北欧らしい住宅です。 総2階建てと平屋のロフト付ログハウスです。
こういうモダンなデザインの家も有ります。
フィンランド都市部から30分位の住宅街です。まるで別荘地のようですね。
北欧の住宅は北米と同じ壁工法の家です。
但し、木の種類は北欧やシベリアの松系の木で大変寒い所の為、成長が遅く
樹脂が非常に多いのです。
また樹齢も古く我々が扱う住宅の素材の木でも、150年を超えるものも多いです。
北米の松は成長が早いため比較的若いのも多いですがそこら辺に違いが有るようです。
また使う柱のサイズも違います。北米系はスタッド(柱)の厚みが38ミリに対し、
北欧は45ミリです。
寒い所の為、外周の壁は特に厚く造り、入れる断熱材も約1.5倍の140ミリです。
また使用するサッシは木製のフレームにペアガラス、それに2重ガラスのトリプル構造
です。
これに厚い外壁と断熱材で寒さを防ぎます。もちろん結露とも縁がありません。
内部のドアや腰壁、天井などにも美しい北欧パインをぜいたくに使います。
豊かな北欧の森からの贈り物です。
内装の床はもちろん無垢のパイン材です。そのほか壁や天井ももちろん同じです。
内部のドアやクローゼットの扉なども同じですね。
全体に木に囲まれてはいますがカントリー調という感じではなく、洗練された
ヨーロッパの建物と言う感じです。
北欧の住宅はそれほど大きくなく、フェンスなどもあまりなくて、木で囲まれたり
家庭菜園が有ったりと自然と良くとけこんでいます。
日本の家も必要以上に大きくせずに、余った敷地でガーデニングなどを楽しみたい
ものですね。
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